返済への欲を持つと完済も早い
毎月、少額でも確実に返済をしていると、いつの間にか返済のテンポが速くなってくるものです。これは「返済への欲」が出てくるからですが、そのような状態にはやく持っていくようにするのが早期完済へのこつになるでしょう。
例えば、100万円の借入を毎月1万円づつ返していっても気が遠くなる年月がかかってしまいます。年間12万円としても、利息を合わせると10年がかりでの返済になるわけです。
けれども、常に「なんとか早く完済できないものだろうか?」と考えながら、毎月こつこつと返済していると、思わぬところで臨時収入が入ってきたりして、数年で完済できてしまうケースも多いものです。
毎月1万円のところを、今月は倹約して1万2千円を返済できたとしたら、次は1万3千円を返済しようという欲が出てくるわけです。そうすると、ふとボーナスが入ってきて3万円を返済できる月が出てきたり、あるいは親戚や親、友人などが援助してくれて、10万円、20万円を入金できる月が出てきたりするものです。
最初はたった2千円程度の上乗せだったとしても、確実に返済していくことでスピードが加速されていくわけです。
けれども、逃げ腰の状態で「最低1万円だけ払っておけばいいや、あとは遊びに使おう。」というような、本気で返す気がない状態で返済していったとしたら、返済へのスピード感は出てきませんし、むしろ借金が増えていったりもするものです。
「天は自ら助くる者を助く」、「百里の道も一足から」という諺があるように、まずは少額でも確実に返すことを続けていくことで気がつけば完済できていることでしょう。